Q1現在はどのようなお仕事を?
広報活動を通じてCARTAの認知度をあげていく
株式会社CARTA HOLDINGS(以下、CARTA)の広報チームに所属しています。広報職については、新卒社員として早期入社した2006年から2020年まで担当しており、その後IR業務(投資家向け広報)を経て、今年(2024年)1月から復帰したかたちになります。広報の業務はCARTAのグループ企業の事業広報支援やオウンドメディアの運営など多岐に渡りますが、なかでも、記者の方たちと良好な関係を築きながらCARTAに関する情報提供を行い、広報活動へ繋げていくメディアプロモート業務が私のミッションです。
CARTAは、経営統合前の株式会社サイバーコミュニケーションズ(CCI)と株式会社VOYAGE GROUPに比べると、会社としての認知度がまだ高くはなく、広報活動を通じて世の中にCARTAを知ってもらうフェーズにあると思っています。そのため、メディアに取り上げられるのをただ待つのではなく、事業やサービス、会社の制度などの情報をこちらから積極的にメディアへ伝えることが必要です。
また、自社の情報だけでなく業界や他社動向はもちろん、広く世の中のニュースやトレンドなどに対する感度をあげることも日頃から大切にしています。情報の引き出しを増やし、これまでのキャリアで培ったネットワークを活用しながら、CARTAのことを知っていただくための広報活動に全力投球する毎日です。
CARTAは、経営統合前の株式会社サイバーコミュニケーションズ(CCI)と株式会社VOYAGE GROUPに比べると、会社としての認知度がまだ高くはなく、広報活動を通じて世の中にCARTAを知ってもらうフェーズにあると思っています。そのため、メディアに取り上げられるのをただ待つのではなく、事業やサービス、会社の制度などの情報をこちらから積極的にメディアへ伝えることが必要です。
また、自社の情報だけでなく業界や他社動向はもちろん、広く世の中のニュースやトレンドなどに対する感度をあげることも日頃から大切にしています。情報の引き出しを増やし、これまでのキャリアで培ったネットワークを活用しながら、CARTAのことを知っていただくための広報活動に全力投球する毎日です。
Q2CARTAに入社した背景は?
広報という仕事の幅広さに惹かれた学生時代の体験
就職活動の軸は、広報の仕事に就けるかどうかでした。広報を志したのは、学生時代に地元地域のPRに携わったことがきっかけです。20歳のとき、地元のミス・コンテストで地域アンバサダーとして選出していただき、市役所の方や地元のケーブルテレビのカメラマンと共に、取材活動などを行うことになりました。メディアとしての規模は小さかったのですが、取材先や視聴者の方がとても喜んでくれ、別の商店街やイベントの情報をくださったり、放送を見た感想を送ってくれたりして。私自身も地元の魅力にあらためて気づくことができ、毎回とても楽しかったです。
アンバサダーとしての取材活動などを経るうちに、まだ世の中に知られていないけれどすばらしいものにスポットライトを当て、自分なりの視点で伝えていくことのおもしろさに気づき、これを仕事にしたいと思うようになりました。
当時は広報という職業を知らなかったため、近しいものとして漠然とアナウンサーを目指そうとアナウンサー試験を受けていました。でも、全局不合格で、周囲よりだいぶ遅れてテレビ局以外の企業の就職試験を受けようかという時に、とある企業事件が起き株式市場が大混乱するまでの事態になりました。連日報道されるニュース映像のなかで、メディア対応をする女性の姿を見て、初めて広報という仕事があるのだと知り、興味を持ちました。このような事件が起きたとき、メディア対応にあたるのも、危機管理広報という広報の仕事のひとつです。広報の対応次第で、企業の評価も変わります。良いところを伝えるだけでなく、企業と社会との信頼関係を築くうえでも欠かせない役割です。この広報という仕事の幅広さに惹かれました。
そして就職活動を進めるうちに、ちょうど広報部門を立ち上げたばかりの株式会社ECナビ(のちのVOYAGE GROUP、現CARTA HOLDINGS)に出会いました。ECナビはベンチャー企業でしたので、短期間で成長できる環境があったこと、尊敬できる広報の先輩がおり、一緒に働きたいと思ったことが入社の決め手でした。
アンバサダーとしての取材活動などを経るうちに、まだ世の中に知られていないけれどすばらしいものにスポットライトを当て、自分なりの視点で伝えていくことのおもしろさに気づき、これを仕事にしたいと思うようになりました。
当時は広報という職業を知らなかったため、近しいものとして漠然とアナウンサーを目指そうとアナウンサー試験を受けていました。でも、全局不合格で、周囲よりだいぶ遅れてテレビ局以外の企業の就職試験を受けようかという時に、とある企業事件が起き株式市場が大混乱するまでの事態になりました。連日報道されるニュース映像のなかで、メディア対応をする女性の姿を見て、初めて広報という仕事があるのだと知り、興味を持ちました。このような事件が起きたとき、メディア対応にあたるのも、危機管理広報という広報の仕事のひとつです。広報の対応次第で、企業の評価も変わります。良いところを伝えるだけでなく、企業と社会との信頼関係を築くうえでも欠かせない役割です。この広報という仕事の幅広さに惹かれました。
そして就職活動を進めるうちに、ちょうど広報部門を立ち上げたばかりの株式会社ECナビ(のちのVOYAGE GROUP、現CARTA HOLDINGS)に出会いました。ECナビはベンチャー企業でしたので、短期間で成長できる環境があったこと、尊敬できる広報の先輩がおり、一緒に働きたいと思ったことが入社の決め手でした。
Q3進化に繋がった印象的なことは?
始めは相手にしてもらえなかったが、切り口を変えて一気にブレイク
2007年10月に作った社内バー「AJITO」の広報活動が、私にとってのブレイクスルーになりました。いまでこそ、社内バーや社内カフェは珍しくない時代になりましたが、当時は、メディアへ情報提供しても「奇抜すぎる」、「取り上げ方が難しい」と相手にしてもらえませんでした。ですが、ちょうど同じ時期に「就活学生が福利厚生を重視する傾向にある」という記事を見つけ、ユニークな福利厚生という切り口ならばAJITOを取り上げてもらえるかもしれないと思い、あらためてメディアへアプローチ。その結果、あるWEBメディアが興味を持ち、記事にしてくれたんです。この記事をきっかけに、福利厚生の時流も追い風となって取材がどんどん入り始め、メディアがメディアを呼ぶ流れも生まれ、AJITOの存在や福利厚生としての社内バーの認知度が一気に高まりました。
その後もAJITOは、福利厚生の切り口だけにとどまらず、カルチャー経営の象徴となり、さまざまなメディアを通じて情報発信することができました。VOYAGE GROUPの認知度もあがり、事業や採用活動に繋げることができたと思います。広報活動に対する社内の理解や期待もAJITOの取材成功をきっかけに高まり、事業広報についての相談を受けることも増えていきました。
また、同年はJIPC(ポイント協議会)の立ち上げと、ポイント交換事業を主幹とする株式会社PeX(その後、DIGITALIOとして株式会社ECナビと統合)の設立も重なり、ポイント市場の拡大とともに関連する事業や取り組みに対するメディアからの取材も増えていきました。
新卒1年目から、この2つの仕事を成すことができたことは大きな自信となり、いまでも広報としての土台になっています。広報という仕事は地道でありながらも、それが積み重なり、結果として大きな成功を生むことができるのだと実感しました。
その後もAJITOは、福利厚生の切り口だけにとどまらず、カルチャー経営の象徴となり、さまざまなメディアを通じて情報発信することができました。VOYAGE GROUPの認知度もあがり、事業や採用活動に繋げることができたと思います。広報活動に対する社内の理解や期待もAJITOの取材成功をきっかけに高まり、事業広報についての相談を受けることも増えていきました。
また、同年はJIPC(ポイント協議会)の立ち上げと、ポイント交換事業を主幹とする株式会社PeX(その後、DIGITALIOとして株式会社ECナビと統合)の設立も重なり、ポイント市場の拡大とともに関連する事業や取り組みに対するメディアからの取材も増えていきました。
新卒1年目から、この2つの仕事を成すことができたことは大きな自信となり、いまでも広報としての土台になっています。広報という仕事は地道でありながらも、それが積み重なり、結果として大きな成功を生むことができるのだと実感しました。
Q4仕事をする上でのやりがいとは?
何社も転職したような多様な経験を積むことができるおもしろさ
会社の成長とともに自分の仕事の幅も広がり、常に進化し続けられることが広報としての一番のやりがいです。例えば、新しい事業ができる度に、メディア向けにマーケティング活動をしていくことも、広報の仕事の一環です。VOYAGE GROUPではアドテクノロジー(アドテク)と呼ばれるようになった初期のころから事業を行っていましたが、当時はまだアドテクがどんなものなのか知られていませんでした。そこで、記者の方々向けにアドテクに関する個別の勉強会を開催して、まずは自社の事業だけではなく、業界全体についての理解を深めてもらい、その後も定期的に情報提供して地道にメディアリレーションを構築し、記事として取り上げてもらう土台を作っていきました。
CARTAはいくつもの事業を立ち上げ、運営しているため、まるで何社も転職したような多様な広報経験を積むことができます。私自身、広報業務だけでなく事業責任者として事業を担当したこともあります。また、上場や市場変更、経営統合といった重要なタイミングにも携わり、それに伴うさまざまな業務も経験することができました。これはCARTAならではのおもしろさですね。
CARTAはいくつもの事業を立ち上げ、運営しているため、まるで何社も転職したような多様な広報経験を積むことができます。私自身、広報業務だけでなく事業責任者として事業を担当したこともあります。また、上場や市場変更、経営統合といった重要なタイミングにも携わり、それに伴うさまざまな業務も経験することができました。これはCARTAならではのおもしろさですね。
Q5これから挑戦したいことは?
会社全体の広報活動を底上げする
これからの挑戦は、広報体制を強化していくことです。VOYAGE GROUP時代はほぼ一人で広報業務を担っていましたが、CARTAになり、会社としても事業としても規模がとても大きくなりました。チームとして体制を整え、広報活動をより促進できるようにするのが目標です。
また、事業広報的な部分は事業会社で担うこともできるようになったため、私たちホールディングス側の広報は各事業の広報クオリティを平準化したり、横串で共有したり、会社全体でシナジーが生まれるようなサポートを目指しています。マーケティング活動の一環としてオウンドメディアを活用することも増えてきましたが、発信量が増えて良い傾向であるものの、オウンドメディアだけでは特定の読者層にしか届きません。これらの情報を集約し、外部メディアへ積極的にプロモートすることで、より広く情報を届ける仕組み作りをしていきたいです。
広報の本質は、自社とメディア、さらには世の中との架け橋になること。広報体制が強化されることで、世の中との接点も大きくなります。いまはまだ、CARTAとしての認知度は高くはありませんが、だからこそ広報の果たせる役割は大きいはず。広報活動を通して、経営や事業が世の中に進化を生み出していけるようこれからも挑戦していきます。
また、事業広報的な部分は事業会社で担うこともできるようになったため、私たちホールディングス側の広報は各事業の広報クオリティを平準化したり、横串で共有したり、会社全体でシナジーが生まれるようなサポートを目指しています。マーケティング活動の一環としてオウンドメディアを活用することも増えてきましたが、発信量が増えて良い傾向であるものの、オウンドメディアだけでは特定の読者層にしか届きません。これらの情報を集約し、外部メディアへ積極的にプロモートすることで、より広く情報を届ける仕組み作りをしていきたいです。
広報の本質は、自社とメディア、さらには世の中との架け橋になること。広報体制が強化されることで、世の中との接点も大きくなります。いまはまだ、CARTAとしての認知度は高くはありませんが、だからこそ広報の果たせる役割は大きいはず。広報活動を通して、経営や事業が世の中に進化を生み出していけるようこれからも挑戦していきます。