CROSS TALK

中途入社

メディアコンサルタント職に未経験で転職した二人が叶えた、成長市場でのキャリア

CARTA ZERO

小塙都

CARTA ZERO

山田優馬

「メディアコンサルタント」。多くの人にとって耳慣れない職種ですが、デジタルマーケティングの世界で重要な役割を担い続けています。クライアントとメディアの「ハブ」となり、最適な戦略を設計する。それは、業界を一望しながら最前線で戦略設計に取り組める仕事。紙媒体とインターネット広告、異なる背景を持つ二人がCARTAへの転職を通して感じたことを本音で語ります。

小塙都

Miyako Kobana

株式会社CARTA ZERO 第2メディアビジネス局コンテンツマーケティング戦略部部長

2022年に株式会社CARTA COMMUNICATIONS（現在の株式会社CARTA ZERO）へ中途入社。メディアコンサルタントとしてソーシャルメディアプラットフォームを担当した後、現在はコンテンツマーケティング戦略部の部長を務める。

山田優馬

Yuma Yamada

株式会社CARTA ZERO 第1メディアビジネス局局次長 / KNOTBOX部部長

2020年に株式会社サイバー・コミュニケーションズ（現在の株式会社CARTA ZERO）へ中途入社。現在LINEを活用した配信プラットフォーム『KNOTBOX』ソリューションを提供するKNOTBOX部で部長を務める。

メディアコンサルタントは、メディア企業とタッグを組みクライアントの課題解決に向き合う。

小塙

今日はよろしくお願いします。第2メディアビジネス局コンテンツマーケティング戦略部の小塙です。2022年に中途入社しました。前職は製版会社で、新聞や雑誌といった紙媒体の広告営業をしていました。

山田

よろしくお願いします。第1メディアビジネス局 KNOTBOX部の山田です。2020年入社で、前職はインターネット専業の広告代理店で、主にアフィリエイト広告の運用や記事制作など、獲得領域の仕事をしていました。

小塙

山田さん、私たちメディアコンサルタント職ですが、転職活動中の方からすると何をする仕事なのか、分かりづらいですよね。

山田

「メディア」って名前がつくから、メディア（媒体社）さんがお客さんなのかなって思われがちですけど、そうじゃないんですよね。

小塙

そうなんです。私たちの場合は、あくまでクライアント（広告主または広告会社）の課題解決がゴール。そのために、メディアさんと一緒になってクライアントに向き合うパートナー、という立ち位置ですよね。

山田

はい。僕は「クライアントの課題に対して最適なプロダクトやソリューションを提案する仕事」だと思っています。KNOTBOXという自社サービスを扱う部署にいますが、根っこは同じですね。

仕事のリアル：
情報と人をつなぐ「戦略ハブ」としての日々

山田

基本的な動きは、午前中にメールやSlack（社内コミュニケーションツール）をチェックして、日中はクライアントや部署のミーティング、退勤前にまたタスク整理や提案資料作成、という流れが多いですね。

小塙

私も近いです。関わる相手が「媒体社」「社内の営業担当」「クライアント」と多岐にわたるのが特徴ですよね。媒体社さんとはどんな話をすることが多いですか？

山田

僕はLINEヤフーさんなどを担当していますが、月1〜2回の定例のほか、案件発生ベースで相談することが多いです。「こういう案件があるんですけど、何か良い事例ないですか？」とか「こういう提案、手伝ってほしいです」みたいに、適宜コミュニケーションを取っています。

小塙

私の部署はコンテンツメディア系を扱っていて、全部で250社くらいあるんですよ。

山田

250社を全部把握しているのですか？

小塙

さすがに全部は（笑）。チームでコスメ、ライフスタイル、B2Bみたいに担当分けしています。私はコスメ系担当なのでそのなかの代表的な媒体社の方と定例で情報交換することが多いですね。「業界トレンド的に今こういう戦略がいいですよ」とか「この前の案件、結果こうでした」みたいなフィードバックをしたり。

山田

なるほど。社内営業からの相談も、それぞれの領域で特色が出そうですね。僕のところは「LINE公式アカウントを立ち上げたい」みたいな分かりやすいものから、「担当顧客がLINEアカウントを持ってるんだけど、うまく活用できてなくて」といったフワッとした相談まで、幅広く来ますね。

小塙

私の部署では「クライアントのこのKPIを達成するために、最適なメディアプランを教えてほしい」という相談が多いですね。私たちはメディアの専門家なので、数ある選択肢から最適なプランを提示します。

山田

そういう相談から、面白い仕事に繋がったりしますよね。僕が印象的だったのは、大手食品メーカーの案件です。「とあるブランドの中で、定番商品は認知もあり売れるけど、それ以外の商品も試してほしい」という課題があって。

小塙

難しいお題ですね。

山田

はい。そこで、通常のKNOTBOXの機能（LINE活用）だけではなく、「どういう企画ならユーザーに刺さるか」というキャンペーン自体の企画から入らせてもらったんです。結果的に、既存の機能を組み合わせて、一部は開発も入れて、お客さん専用のキャンペーンを設計しました。これは面白かったですね。

小塙

それ、まさに「戦略立案」や「企画提案」ですよね。私の場合は、以前TikTokさんを担当した時の知見が今の部署でも活きています。KPIに対して「じゃあこのメニューをやりましょう」と単発で提案するのではなく、「まずは山を作って、次に認知を広げて、最後に刈り取る」みたいな、ストーリー性のある戦略フレームワークを設計するんです。

山田

なるほど。

小塙

この「型」が別のクライアントにもはまって、再現性のある成功パターンとして実績を作れた時は、メディアコンサルタントとしての介在価値を感じますね。

山田

分かります。ただ、難しさもそこにありますよね。僕らのKNOTBOXは後発サービスなので、競合が多い。機能や価格だけだと、なかなか差別化が難しいんです。

小塙

そうなると、何で戦うんですか？

山田

やっぱり運用や戦略の部分です。ただ、それって”やってみないと見えない”部分じゃないですか。だから僕らがやれば、どれだけアカウントを成長させられるか、事例を交えてしっかり伝える難しさがありますね

小塙

うちはもう、業界の変化の速さがそのまま難しさですね。特にAIなどがそうです。昨日まで「画期的なメニューです！」と打ち出していたものが、次の日にはもう陳腐化してしまう感覚です。だから、「速さ」とは違う武器を持たないといけないなと常に考えてます。

山田

違う武器、ですか。

小塙

はい。「深さ」とか「組み合わせ」ですね。例えば、250社もあるメディアの中から「これとこれを組み合わせたら効果最大化できますよ」という提案は、私たちだからこそできる価値だと思っています。

なぜCARTAへ？前職の経験はどう活きるのか

山田

小塙さんは紙媒体からデジタル広告へ、と結構大きなキャリアチェンジですよね。きっかけは何だったんですか？

小塙

理由は二つあります。一つ目は、私自身が触れる媒体が、紙からInstagramやインターネットニュースなどに変わりました。そのため、より自分の生活実感に近い分野に携わりたいと思ったんです。

山田

なるほど。

小塙

もう一つの理由は、より急速に成長し、新しいチャレンジが次々と生まれるデジタル業界で、自身の能力と成長の幅を試したいという気持ちが強くなったからです。私にとってこの業界はキラキラと輝いて見えました（笑）

山田

キラキラ、すごく分かります（笑）。僕の場合は、前職でアフィリエイトという獲得領域の仕事をしていたんですが、ある時、大手広告代理店と仕事をする機会があったんです。そこで動いている予算規模が「億」だったんです。仕事を始めて間もない24歳の自分からすると「なんだこのキラキラした世界は！」と（笑）。それからもっと大きな仕事がしたいと思ってこの会社に転職しました。

小塙

実際、転職してみてどうですか？前職のスキルで活きていると感じるものはありますか？

山田

案件に対してコミットする力は、今も活きています。私たちが向き合うクライアントは日本を代表する企業。中途半端な姿勢では、信頼は得られませんから。

小塙

私も営業スキルは活きています。メディアコンサルタントといっても、結局は「メディアセールス」の側面が大きいので。特に、お客さんの顕在的なニーズだけじゃなく、「潜在ニーズ」をヒアリングする能力は重要だと感じます。

山田

潜在ニーズ、大事ですよね。

小塙

はい。それが見えるとアップセルやクロスセルの提案もできますし、そもそも「引き合いの前提が間違ってませんか？」という判断もできる。クライアントと長く付き合うために必須のスキルですね。

山田

入社した時、スキルの不安などはありましたか？

小塙

ありました！紙媒体から来たので、デジタルの用語がまったく分からないし、「分からないことが分からない」状態が一番不安でしたね。

山田

どうやってキャッチアップしたんですか？

小塙

インプットとアウトプットの繰り返しです。OJTの先輩が案件をやっているのを見てインプットして、すぐ自分の案件でアウトプットする。分かった知識はメンバーを捕まえてロープレさせてもらう、といった具合です。

山田

僕の時はちょうどコロナ禍に入社してすぐ在宅になってしまったんですよ。しかも、誰もがリモートワークなんて初めてでしたから・・・。

小塙

え、どうしたんですか？

山田

幸い過去の情報を検索して、「これかな？」って当たりをつけながら仕事を進めることができました。もちろん、それでも分からなければOJTの先輩に聞きまくりましたけど。情報が見つけやすいのと、聞けば誰でも教えてくれる環境だったのがありがたかったですね。

この仕事で得られる市場価値と未来の選択肢

小塙

この仕事、関係者がすごく多いですよね。クライアント、メディア、代理店、制作会社、など

山田

多いですね。案件ごとにステークホルダーがまったく違います。

小塙

だから、必然的に「プロジェクトマネジメント力」や「調整力」は身についたなと感じます。3社、4社、5社と間に入って全体を推進していくしかないので。

山田

僕もKNOTBOXの立ち上げ期に、開発関係者との連携が多かったので、そこでかなり鍛えられました。ステークホルダーの真ん中に立って調整するシーンは本当に多い。

小塙

そういうスキルって、どこに行っても役立ちますよね。

山田

そう思います。あと、僕はこのポジションって「デジタルマーケティングの全体像を俯瞰できる」とも思っています。担当媒体のことを学びながら、「じゃあ他媒体と比較してどうなんだろう」って考えるときに、自然と業界全体を俯瞰して考えるクセがつく。

小塙

確かに。クライアントの課題動向からメディアの進化、法規制まで、常に最新情報をウォッチしていますよね。

山田

今後、そういうスキルを活かして挑戦したいことってありますか？

小塙

私は「メディア横断での新規プロダクト開発」ですね。メディアの知見を活かしたソリューション開発がしたいです。

山田

いいですね。僕も「CARTA独自のサービス開発」には関わりたいです。あとは、媒体を問わない、もっと上流のストラテジックなプランニングにも挑戦してみたいと思っています。

熱意とロジカルさを併せ持つ仲間が、
助け合い刺激し合う

小塙

山田さんのチームって、どんな雰囲気ですか？

山田

若いメンバーが多くて、年も近いので相談しやすい環境ですね。仕事とプライベートのメリハリがしっかりしている人が多い印象です。

小塙

いいですね。私のチームは「情報の共有」をすごく大切にしています。誰かが課題にぶつかった時って、だいたい他の誰かも同じ課題を持っているんですよ。だから、すぐ相談して協力して解決する、という文化がありますね。

山田

それ、すごくCARTAっぽいですね。僕のチームも、顧客課題ごとにゼロから提案を考えることが多いので。決まったマニュアルにするのは難しい部分が大半じゃないですか。だから「みんなで壁打ちしながら考える」スタイルが定着していると感じます。

小塙

この仕事、そしてこのチームに向いてる人は、どんな人だと思いますか？

山田

僕は「様々な業務を自分事として捉えて主体的に動ける人」ですね。あとは、突発的なアイデアより、データを元にロジカルに提案を組み立てられる人。

小塙

分かります。私は「知的好奇心が強い人」かな。常に新しい知識を吸収し続けないといけないので。逆に、ルーティン業務が好きで、変化や学習を負担に感じる人はミスマッチになってしまうかもしれません。

山田

コミュニケーションが好きな人も向いてますよね。

小塙

そうですね。ただ待っているだけじゃなくて、自分から関係各所と連携を取りにいける人が活躍しているイメージです。

山田

この記事を読んでくださっている方は、きっと「新たな挑戦」にワクワクする人だと思うんですよね。そういう方とぜひ一緒に働きたいです。

小塙

本当にそうですね。スキルは後からいくらでもキャッチアップできるので。いろいろなバックグラウンドの人がいて、お互いに助け合う文化が根付いている場所です。変化を楽しんで、新しいことを吸収したいと思っている方、ぜひお待ちしています！