INTERVIEW

提案から実行、改善まで。メディアプランナーとしてデジタル施策をリードする。

株式会社CARTA COMMUNICATIONS
越水 杏樹
2017年 新卒入社
cross-talk

2017年に株式会社CARTA COMMUNICATIONS(当時サイバー・コミュニケーションズ)に新卒で入社。ネット専業代理店に常駐出向し、運用コンサルタント・メディアプランナーとして従事。2022年10月に帰任し、電通商流のデジタル領域のプランナーとして大手食品メーカーを中心に担当。 2024年1月より現職に就き、各案件の統括を担う。

    
Q1現在はどのようなお仕事を?
デジタル施策の立案から実行までを担う
株式会社CARTA COMMUNICATIONS(以下、CCI)のForefront Sales・ディビジョン DPG1局でプランナーを担当しています。
私たちの部署では、電通がお取引するクライアントのデジタルプロモーション領域を担っています。一連のプロモーションにおけるデジタル施策について、どのようなメディアプランでどのように配信するのかを提案し、実施から終了後のレビューまでを行います。担当クライアントは大手食品メーカー、人材、化粧品メーカーなど幅広いです。
また今年(2024年)1月からは、デジタルマーケティングプロデュース3部の部長を拝命しました。営業職として個人の目標予算だけでなく、部の目標予算にも責任を持ち、所属するメンバーのサポートをしています。
Q2CARTAに入社した背景は?
デジタル広告全般を学び、目標を持って取り組める環境に
2017年に新卒社員としてCCIに入社しました。毎日の時間の大半を占める仕事はどうせなら楽しみたいという価値観だったので、就職活動の軸としては、興味を持って探求できる分野で、働く人の雰囲気が自分に合いそうな会社を探していました。
そしてCCIを選んだのは、デジタル広告全般を学べる環境があったからです。日本のインターネット広告費は2017年当時も右肩上がりで伸び続けており、成長業界で将来にわたって通用するようなスキルと知識を身に着けたいと考えていました。CCIは広告主、広告代理店、メディア、プラットフォーマーなど、多岐にわたるお客様とビジネスを展開しています。さまざまなステークホルダーと向き合い、幅広い視点を持ってデジタル広告に携わることができるのが魅力でした。
日々進化するデジタル広告の世界では、ときに不適切な広告表示により、クライアントの商品やサービス、メディア価値の毀損に繋がることもあります。そのようなことが起きないように、つねに技術の進化やニーズを鑑みてガイドラインをアップデートし、広告を適切に生活者へ届けることが必要です。CCIは、デジタル広告の品質管理の面で長年業界をリードしてきた企業でもあり、高い専門性を持つ方が多く働いています。このような環境のなかで、自分を成長させていけるのではないかと思い、入社を決めました。
Q3進化に繋がった印象的なことは?
悔しさをバネに、大型案件のコンペを勝ち取る
新卒2年目からWEB広告代理店への出向を経験したことが、自分自身の成長に大きく影響したと思います。出向先ではクライアントへ直接提案する経験を積むことができ、取り扱う媒体も幅広くあったため、提案力が鍛えられました。
とくに印象に残っているのは、競合コンペの経験です。出向したての時は知識も経験もなく、プランナーとしてアサインしてもらっても勝てないことが続きました。なぜ勝てないのか分からず、かなり悔しかったことを覚えています。その悔しさをバネに、先輩の提案資料を読み込んだりアドバイスをもらったりして改善を続けた結果、次のコンペでは広告予算1億円の大型案件を獲得することができました。勝てなかった原因を分析して改善していくプロセスを通して、プランナーとして成長できたという実感があります。また本当の部下のように私の教育と成長に親身に向き合ってくれた当時の出向先代理店の上長には今でも感謝しています。スキルが0(ゼロ)の状態から提案資料の壁打ちやプレゼンの練習に付き合っていただき、あの時の苦しくも成長した経験がなければ今の自分は無いと思います。また出向先では、現在でも一緒に仕事をする仲間との出会いもありました。
もう一つ、進化できたと感じるのはマネージャーをやってみようと思ったことです。実はこれまで、マネージャーになることは全く考えていませんでした。営業として個人の目標予算を追って達成していく自己成長の過程が好きで、自分以外のメンバーのマネジメントをするイメージが持てなかったからです。ですので、キャリア面談でマネージャー職に興味があるか聞かれても後ろ向きな回答をしていました。
その後、心境が変化する出来事がありました。部署に新しく異動してきた方と一緒に仕事をしたときのことです。いろいろと教えながら一緒に仕事をしていくうちに、自分が今まで学んできたことを再現性を持って実行できるように教えたり、その結果、相手の成長に立ち会えたりすることが面白いなと思うようになったんです。この経験を経て、再びマネージャー職の打診をいただいたときに「やってみたいです」とお答えしました。局長から「越水さんであれば信頼して部長を任せることができます」と言っていただき、今年から担当しています。
部長になって半年ほどですが、視座があがったと感じます。今までは、個人目標の達成だけを追っていたのですが、部長になってからは組織としての目標を達成するために、人員配置や階層営業について考えるようになりました。
Q4仕事をする上でのやりがいとは?
提案から実行、改善まで携わり、好循環を生み出す
私は、プレイングマネージャーとして、自ら案件の担当も行います。部長になっても、目標予算を達成することが好きなことに変わりなく、狙い通りに結果を出すことができたときは嬉しいですね。自分が考え、提案した施策や改善案が実行されて、クライアントの売上に繋がる。この一連の流れに関わることができるので、結果に対する実感や手触り感が持ちやすいです。
例えば、現在担当している大手食品メーカーの販売プロモーションでは、商品がどれくらい買われたのか毎日モニタリングできるようになっています。そのデータを見ながら、昨日提案して実行した施策が売上に繋がっているのか確認し、次の施策や提案につなげていきます。それが成功してクライアントの売上があがれば広告予算も増え、CCIの売上にも繋がります。この循環を生み出して、クライアントと自社の両方に貢献できていることが、一番のやりがいです。
Q5これから挑戦したいことは?
次世代経営幹部育成プログラムで視座を高めていく
今年、CARTAの次世代経営者育成プログラムのメンバーとして選んでいただきました。研修での課題やグループワークを通じて、普段の業務では得られないような経営者としての視点を身につけることに取り組んでいます。こうした学びの機会を提供してくれるCARTAにはとても感謝していますし、先進的な取り組みで人の成長に投資をしてくれる良い会社だなと改めて感じます。
こうした機会も活かして精進し、いつかはなんらかの形で会社経営に携わる挑戦がしたいと考えています。