INTERVIEW

失敗を恐れず誰よりも挑戦し続ける。ヨミテ代表取締役の覚悟。

株式会社ヨミテ 代表取締役社長
望月 亮佑
2019年 新卒入社
cross-talk

2019年、株式会社CARTA HOLDINGS(当時VOYAGE GROUP)に新卒入社。 大学時代に3年ほど広告代理店でインターンしていた経験もありD2C事業(現ヨミテ)の立ち上げに参画。 執行役員として広告領域を中心に事業推進したのち2023年から株式会社ヨミテ代表取締役就任。「楽しい人生の原点をつくる」をミッションにD2C事業に取り組んでいる。

    
Q1現在はどのようなお仕事を?
D2C事業の執行役員、そして代表取締役へ
現在、スキンケア製品や健康食品などの開発・製造・販売を行う株式会社ヨミテの代表取締役を務めています。ヨミテはCARTA HOLDINGS(以下、CARTA)の子会社で、D2C事業を行う30名規模の会社です。新卒社員としてCARTAに入社し、前代表とともに事業を立ち上げ、執行役員を務めていましたが、2023年から代表取締役として事業を統括しています。代表取締役としての業務は多岐にわたりますが、会社として注力したい領域は直接プレイヤーとして担当することも多いです。
代表取締役になって約1年ほどですが、代表とは全ての責任を負う立場にあるんだということを改めて実感しています。執行役員時代も事業の裁量はもらっていたので役割としてはあまり変わらないように思えますが、その立場になってみると執行役員時代とは見える景色が全然違う感覚です。以前、前代表の長谷川と、事業やキャリアについてそれぞれの立場からざっくばらんに話していたとき、長谷川の代表としての視野の広さ、視点の高さに驚きました。自分が執行役員として、強みを活かして伸び伸び事業に挑戦できているのは、長谷川がその環境を整えてくれていたんだと気づいたんです。長谷川がしていたように、今度は自分が代表としてメンバーの挑戦環境を作るんだと意識しています。
CARTAの子会社は、バックオフィス業務はホールディングスのコーポレート部門などがサポートしてくれ、事業の相談に乗ってもらったりフィードバックがもらえるので、とても進めやすい環境です。もちろん事業責任者としての意思決定権は自分にあるのでプレッシャーは感じますが、バランスの取れた挑戦環境であると感じます。
Q2CARTAに入社した背景は?
1年で辞めて起業しようと思っていた
CARTAの前身である株式会社VOYAGE GROUPに新卒社員として入社しました。実は、起業して独立することを前提に、1年間企業のなかで経験を積み資金を貯めようと思っていました。でも、いざVOYAGE GROUPに入ってみると人の良さと事業のおもしろさにハマってしまい、辞めるという選択肢がなくなっていました。
VOYAGE GROUPについては、仲の良い友人がVOYAGE GROUPのエンジニアインターンに参加し、「すごくいい会社だ」と話していたときに初めて知りました。まず入社前の面接から、他社とはかなり違った印象でしたね。VOYAGE GROUPの面接はスキルや能力ではなく人柄を深掘りする質問が大半。人としての部分を大事にしているんだなと感じましたし、自分が熱意を持ってやりたいことを伝えると、どの面接官も真摯に応えてくれました。
内定後に同期になるメンバーと会った時にも、例えるなら地元で部活を一緒に頑張ってきた仲間のようにお互いを支え合える人たちだと感じ、純粋に「この人たちと働きたい」と思い、入社を決めました。
入社後は前代表の長谷川と二人でヨミテを立ち上げ、1年間熱中して働きました。長谷川とは、仕事においてベストパートナーであったなと当時から感じていて、普段はお互いのミッションに集中して全く会話や共有をしないのに、打ち合わせのときには常に的確なフィードバックで方向性を示してくれるし、たまに2人でいく飲み会のときには日付が変わるまで会社の未来や目標について語り合う。正直性格は全然違いますが、事業に対しての想いは驚くほど一致。2人で未来に想いを馳せながら全力で駆け抜けた毎日は本当に楽しいものでした。
だから1年後に事業が軌道に乗ってメンバーが増えた時には涙が出るくらい嬉しかったですし、本当に前向きに、主体的に仕事をするメンバーばかりだったことも驚いたと同時にとても嬉しかったです。人としても尊敬できる仲間たちと出会えたおかげで、いまこうして事業に挑戦できています。
Q3進化に繋がった印象的なことは?
失敗を成長の糧に。挑戦を後押しするCARTAの器。
私は1年目のときに、3億円ほどの広告予算をもらい、その100%を自分の意思決定のもとで運用していました。いま思えば、新卒に3億円を任せるなんてすごい決断だと驚きですが、働き続けていて思うのは、CARTAは常に「自分のできることの少し先の裁量を与えてくれる会社」だということです。これが自分の成長に大きく繋がりました。
またある時、私は商品の色を間違えて発注してしまったことがあります。自分としてはかなり反省しましたが、長谷川は失敗を次の成長の糧にできるよう応援してくれました。
そんなありがたい環境を与えてもらっている以上、私ができるのは「誰よりも挑戦し続けること」。誰よりも一生懸命に、失敗を恐れず挑戦して、事業の成長という形で結果を返せたらと思っています。そう思わせてくれる器の大きさがCARTA全体の文化としてあるのかなと思います。
Q4仕事をする上でのやりがいとは?
メンバーの成長と事業の成長を一緒に実現する
D2C事業をやっているので、お客様から商品に対するお声をいただいたときは嬉しいですね。これは事業を立ち上げて、お客様に最初の商品を届けたときから変わっていません。
代表取締役になってからのやりがいとしては、メンバーの活躍を目にすること、そして評価に繋げられた時です。直接的には給与があがるということになりますが、それは評価を甘くするとか、業績を度外視して昇給させるということではありません。事業としての目標指標を達成しつつ、一人ひとりの給与があがる。給与の原資は売上ですから、これはすなわち業績があがっていることの証でもあります。
業績をあげるための要素を因数分解して、チームやメンバーのミッション・目標を一緒に考えていくのですがミッション・目標は必ず明確にして、それを達成することで評価が見込めるように設定しています。走り出した後でも、目標達成が難しそうだと感じた場合は早めにフィードバックを行い、必要であればメンバー同士でミッションをスイッチしたりもします。フィードバックが遅すぎると期待した成果があげられず評価につながらないので、中間フィードバックもしながら早めに軌道修正できるようにしています。こうして、メンバーの成長と事業の成長を一緒に実現していき、ヨミテのミッションである「楽しい人生の原点」をつくっていくことが代表としてのやりがいになっています。
責任ある立場にいると「辞めたい」と思うこともあります。でもそれは、その立場に見合うプレッシャーを感じるくらいリスクをとって挑戦できている証拠でもあり、代表としてあるべき状態だと思っており、これも一つやりがいの形かなと思います。
Q5これから挑戦したいことは?
売上100億円規模に成長し、世の中への影響力を広げていきたい
もっと社会に対する影響力を広げていきたいと思っています。ヨミテの事業を現在の売上規模から100億円規模の会社に成長させることが一つの目標です。100億円になるとようやく、街のなかで商品を見かけたりするような規模感になるんです。事業を大きくすることだけが目的ではありませんが、100億円規模の会社になることで、働いているメンバーも「自分の仕事が世の中に影響を与えている」と感じられ、より大きなやりがいにもつながるのではないかなと思います。そしてヨミテの事業を大きくすることでCARTAにも貢献していきたいです。
新卒から夢中で走り続け、5年ほど経ち、少しずつ自分の専門性や役に立てる部分が明確になってきました。私のことを理解し、ついてきてくれる人も増えました。この強みと仲間を活かして、CARTAの事業と組織をよりよくしていきたい。CARTAは良い会社だと確信していますし、永続する偉大な企業に自分たちがしていきます。