INTERVIEW

自己成長を通じて、事業と組織の未来を創りたい。次世代の経営を担う新卒8年目の進化。

株式会社fluct アプリグロース
佐藤 亜美
2017年 新卒入社
cross-talk

2017年、株式会社CARTA HOLDINGS(当時VOYAGE GROUP)に入社し、株式会社fluct(現アプリグロース本部)に配属。2020年、同社のGoogleパートナーシップに関連するアプリプロダクトのリーダーに就任。同年、セールスチームのリーダーも兼任。2022年、アプリグロース本部の副本部長に就任。

    
Q1現在はどのようなお仕事を?
お客様にとって最高のパートナーに
株式会社fluctは、WEBサイトやアプリなどに広告枠を設置している「パブリッシャー」と呼ばれる媒体社をお客様として広告収益最大化のためのご支援を行う、CARTA HOLDINGS(以下、CARTA)の事業子会社です。私は、アプリメディアを担当するアプリグロース本部のコンサルタント兼、副本部長として事業に携わっており、アプリグロース本部内の事業戦略の立案と遂行が主なミッションです。
また、コンサルタント業務では、担当するお客様の目標にコミットして達成まで一緒に伴走しています。お客様と定期的にお会いして、課題や潜在的なニーズなどをヒアリングして明らかにしていき、解決のためにはどんな手段が適切なのか整理してご提案します。ご提案のなかで、fluctの自社プロダクトを利用することもあれば、Googleなどパートナー企業のソリューションを活用することもあります。fluctのビジョン「パブリッシャーの未来を、パブリッシャーと創る」を実現するためにつねに最適な方法を模索して、お客様にとって最高のパートナーになれるよう向き合っています。
Q2CARTAに入社した背景は?
仕事を人生の糧と捉えて働きたい
私は新卒社員として2017年にCARTA(当時VOAYGE GROUP)へ入社し、fluctへ配属されました。学生時代、どんなビジネスパーソンになりたいか考えたときに、お金のためだけに仕事を選ぶのではなく、信頼できる仲間と共に、やりたいことに夢中になりながら働いていたいと思うようになりました。それはアルバイトを通して出会った先輩や社会人の皆さんの影響が大きかったのですが、自分も就職するなら、仕事を自分の人生の糧ととらえ主体的に取り組んで、熱中している社員が多い会社で働きたいと思ったんです。
そこで就職活動を進めていくうちにVOYAGE GROUPと出会いました。当時のVOYAGE GROUPは、ベンチャーマインドに溢れていて、実力主義で若手でも裁量をもった仕事をどんどん任せる文化があり、この会社ならビジネスパーソンとして汎用性のある力が早く身につくし、自分が成長できる環境があると感じられました。
そのようなカルチャーの企業は他にもありましたが、VOYAGE GROUPの選考過程で出会った社員はみな、心から私のことを思って、耳の痛くなるようなアドバイスもストレートに言ってくれたんです。企業と学生という立場の違いを超えて、人と人との関係性を大事にしてくれる会社だと思い入社を決めました。
Q3進化に繋がった印象的なことは?
課題に向き合うことで、人生の豊かさに気づく
この1年のあいだに、自分の成長を実感できる出来事が2つありました。1つめは、アプリグロース部にジョインした飯田さんとの出会いによって考える力が身についたこと。2つめは、CARTAのD&Iの取り組み「女性エンパワーメントプログラム『MAST』」に参加して、現在のキャリアが私の人生にとってどういう意味を持つのか見直せたことです。
飯田さんは2023年2月にキャリア採用でfluctにジョインし、アプリグロース部の部長としてメンバーの育成に力を注いでくださっています。飯田さんは、ビジネスパーソンとしてのスキルが高いだけでなく、心から人の可能性を信じて愛をもって応援してくれる、みんなのお父さんのような存在です。飯田さんと1on1(1対1の面談)などを通じて、私自身も自分がどうなりたいのか深く考えるようになりました。
はじめはうまく言葉にできなかったのですが、飯田さんが紹介してくれた「フェルミ推定」の本をもとにワークショップを行うことで、仮説を立て問題を分解・分類して解決する考え方が身につきました。理想の状態に向けて具体的な課題を認識し行動を変えることで、心理的にも物理的にも余裕が生まれ、事業や仲間との未来を考えてワクワクできるようになったのは私にとって大きな進化でした。
「MAST」は参加者それぞれのリーダーシップを発見するためのプログラムですが、私の参加動機は、飯田さんとの対話を通じて顕在化した課題に向き合うためでした。自分のできていないところばかりに目を向けていると辛くなってしまうので、どうやって向き合えばいいのかをMASTを通じて模索しようと思ったんです。
このプログラムを通して自分なりのリーダーシップを言語化できたことで、課題への向き合い方を明確にすることができました。自分のなかにある「誰かを応援する存在になりたい」という願いに気づくことができ、自己成長を通じてその先の価値を生み出したいと考えられるようになりました。これは、キャリアだけにとどまらず、人生全体の豊かさにリンクしていることにも気がつきました。学生時代の志望動機とも関連し、その考え方の深さや厚みが増したことを実感しています。
Q4仕事をする上でのやりがいとは?
自己成長を通じて生み出される価値
私のやりがいは、自己成長を通じてお客様や仲間、事業の成長を生み出すことです。例えば、私たちの提案した施策がうまくいけば、お客様の広告収益が向上します。その結果、新たな分野に投資できたり、削減できた時間をほかの課題に向き合うことに活用したりと、新しい価値を生み出すことに繋がります。ビジネスパーソンひいては人としての力量が高まれば、貢献できる部分も大きくなる。
私自身は、もともと自分の成長にフォーカスするタイプだったのですが、自分の成長よりも誰かの成長を第一に考えなければいけないのではないかと悩んだ時期もありました。ですが、前述の飯田さんとの対話や「MAST」の参加を通して、自分自身の成長が結果として周囲の成長にも繋がるのだと気づくことができたんです。これは私にとって大きな発見でした。
自分自身の成長がお客様、仲間、事業の課題解決に繋がり一緒に喜びを分かち合える瞬間、そしてその一連の成長プロセスを実感できること自体が私にとって大きなやりがいです。
Q5これから挑戦したいことは?
愚直にやり続け、CARTAとfluctの未来を作る
CARTAの次世代経営者育成プログラムに抜擢していただき、同世代の仲間たちと一緒に経営に関する基礎知識を学んだり、実際の経営課題を自分たちならどう解くか?というワークに取り組んでいます。このプログラムに参加することで、新卒からここまで育ててもらったCARTAをもっとワクワクする会社にすることに貢献したいです。
現在、課題図書として読んでいる本に登場する経営者や世の中に大きなインパクトを残した方々には共通した生き様がありました。なにかを愚直にやり続けて、それを見た周囲の人も変わっていき、結果として大きな変化を起こすことができる。私自身もこのような人になりたいですし、CARTAのなかにも変化をもたらせたらと思っています。
またfluctにおいては、アプリグロース部の本部長になることを目標としてずっと追いかけています。本部長になるためには、コンサルタントとしてのスキルはもちろん、メンバーに応援してもらえるくらい、人間としての器を兼ね備えることが必要です。そして事業を任せてもらうということは、事業視点と組織視点、両方を持たなければなりません。大きなチャレンジではありますが、これに向かって私が努力することで、組織全体を成長させていきたいと思います。